【キャットシッター監修】猫アレルギーと花粉症の併発は要注意！症状や原因、沖縄特有の花粉対策を詳しく解説

猫アレルギーと花粉症は、それぞれ別々に起きても辛い症状がありますが、この2つが同時に起きると、さらに症状が強くなり、日常生活に大きな影響を与えることがあります。

この記事では、以下の内容について詳しく解説します。

猫アレルギーとはどんなもの？

猫アレルギーは、猫の体にある皮膚のフケや唾液、尿に含まれるタンパク質に体が敏感に反応して起こるアレルギーです。特に「Fel d 1」というタンパク質が主な原因です。

このタンパク質は非常に小さく、空気中を漂って人の鼻や目、皮膚に入り、アレルギー症状を引き起こします。また、猫に直接触らなくても、空気中に浮かんでいるだけで症状が現れることがあります。

さらに、このタンパク質は猫の毛に付着しやすく、猫が移動すると広範囲に広がってしまうため、猫を飼っていなくても猫アレルギーの症状が出ることがあります。

猫アレルギーがあると、体のいろいろな部分に症状が現れます。

場所	症状の例
呼吸器	くしゃみ、鼻水、鼻づまり、咳が続く、息苦しさ、呼吸困難
目	目がかゆい、赤くなる、涙が止まらない、まぶたの腫れ、視界がぼやける
皮膚	じんましん、湿疹、赤み、かゆみ、乾燥による荒れ
その他	喘息発作、アナフィラキシーなどの重いアレルギー反応

※特に喘息やアナフィラキシーの症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。

花粉症は、植物の花粉に反応して起こるアレルギーです。症状や原因となる花粉の種類は季節ごとに異なります。

※症状が猫アレルギーと似ているため、併発時は医療機関での検査（IgE抗体検査・皮膚テスト）がおすすめです。

猫アレルギーと花粉症が同時に起こると、以下のような影響があります。

特に小さなお子さんや高齢者は症状が重くなりやすいため、注意が必要です。

猫が外で花粉をつける → 室内に持ち込む → 花粉症の症状が悪化する → 猫アレルギーも悪化する → 日常生活に影響

沖縄では、本州に多いスギやヒノキは少ないものの、別の植物の花粉が原因になることがあります。

特にモクマオウの時期は要注意。以下の対策が有効です。

猫アレルギーと花粉症が併発している場合、以下の治療法が用いられます。

※免疫療法は効果が出るまでに時間がかかりますが、長期的には症状の軽減が期待できます。

以下のような対策を日常に取り入れることで、症状の緩和が期待できます。

猫アレルギーと花粉症が同時に起きると症状はさらに深刻になりますが、適切な治療と予防策を取ることで快適な生活が可能になります。

特に沖縄では、地域特有の花粉の知識と対策が重要です。早めに準備を整えて、アレルギーに負けない暮らしを目指しましょう。